
4月下旬にバルセロナの2年ぶり通算25度目のリーグ優勝が決定すると、残り3節の時点で降格3クラブがすべて決定。今シーズンは、順位表の上でも下でも明確な差が存在した。リオネル・メッシが2年連続で“ピチーチ(得点王)”を、ヤン・オブラクが3年連続で“サモラ賞(最少失点率GK)”を獲得したことも考えても、例年に比べてかなり“あっさり”した1年だったことは否めない。 それでも、バレンシアやベティスの復活は古参のリーガファンには嬉しいトピックスであり、ヘタフェやジローナといった昇格組の躍進は、一般的に想像する“スペインらしさ”とは一線を画す戦いぶり(戦術)も含めて、サッカーの奥深さを我々に...