
広島は立ち止まらない。 25年ぶり優勝を決めてから約1カ月後に開幕したCSファイナルステージで、勢いづく青い波を赤い波が完全に飲み込んだ。初戦から王者の野球で、ファーストステージ突破のDeNAを圧倒。3勝1敗で日本シリーズ行きを決めた。 初戦に先発した大黒柱のクリス・ジョンソンが3安打完封でDeNAの勢いを完全に断ち切ると、今季覚醒した野村祐輔が続いた。打線も田中広輔が4試合で打率.833の「神ってる」活躍で打線をけん引し、2番菊池涼介がつなぎ、3番丸佳浩が返す得意の形が随所にみられた。 「自然体」を強調するチームは多いが、中には“自然体を装う不自然さ”があるケースがある。緊張...